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2011/03/23

SCOTT RANSOMのお手入れです<その1>【MARZOCCHI AllMountain SL1のオーバーホール】

先日ネタにしたコンポーネント入れ替えの前にフロントフォークのチェックをしました。

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1年以上中を確認していなかったら、外見からでは解らないトラブルが見つかりました。

フォークを抜くとヘッドセットのベアリングが茶色に乳化しています。

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まぁ、これは想定内・・・

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左右のレッグのトップとアッパーの取り付けボルトを外します。

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ダストシールの内部は昨年の9月にグリスアップしたため綺麗な状態を保っていました。
悪天候で走ることもなくなったしね。

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アウターケース内のフォークオイルはややグレーになっており交換したほうが良さそうな状態です。

ここで、ダンピングカートリッジに不具合を発見しました。

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ロッドの収縮による容積変化を調整するためのウレタンケースが変形してケースから外れています。

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この状態で乗っていても違和感を感じることはなかったのですが、ストロークするたびに微量のオイルが出てくる状態ですから、やがてダンピングに不具合な出てくることは間違いありません。

カートリッジの分解は始めての作業。
気が進みませんが部品供給がよろしくないマルゾッキゆえ慎重に作業を進めます。

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アッパー部を緩めるとオイルとともにワッシャーとスプリングが出てきました。

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TSTダイアルを分解するとダイヤルにつながるシャフトとケースにヒョウタン型の穴があり、その流量を調整することでロックアウト~フリーを調整しているようです。

カートリッジ本体側。

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中央の穴からオイルが送られて先ほどのシャフトに流れるとともに、通常は3つの小さな穴をワッシャーが押さえてて、ある程度の流速(衝撃)が出るとバネを押して一定量の流速を確保するようです。
残りの長細い穴は送られたオイルをケース脇の穴から逃がして

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本体横に開けられた穴より今回トラブっているウレタンケースへ送り込む穴のようです。

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問題のウレタンケースはご覧のように結構変形しています。
この部品を調達するくらいなら新しいフォークを買った方が良さそうなので何とか直してみましょう。

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その結果ここまで戻すことが出来ました。
作業は簡単。
素材の形状記憶性を信じてドライヤーで暖めただけ。

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手持ちのダンピングオイルをブレンドして(#20と#0)純正より少し固めの粘度となるようブレンドしたフォークオイルを用意します。

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ストロークさせて内部のエアを抜きながらオイルを注いで、蓋をすれば元通り。

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フルストローク状態にしても破裂することなく、ちゃんと容積変化を吸収してくれました。

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組み付けはパーツクリーナーで油分を抜いてから組み付けます。

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ダストブーツ等の可動部をグリスアップして組み付ければ完成です。

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今回のオイル量は規定より少なく約10ccと35ccで組んでみました。

オイル量を減らした分ストローク量が伸びたようですが、全体を仕上げながら底突きチェックや減衰調整のやり直しをして仕上げて行こうと思います。
と、活字にするとかなりシビアなセッティングをする印象になってしまいますが、レーシーな常設コースを走っていればその違いも分かっていろんなセッティングをするのですが、山サイは再現性の無い一期一会の世界です。
「良い感じ」と思えたセッティングが毎回違っても何の問題もないし、気楽に調整することにします。

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