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2008/08/27

野沢ダウンヒルマラソンに行ってきました【第二日目(決勝)】

朝7時にお願いした朝食を遅めに済ませて会場に入ったのは8時半頃。

Pap_2240

まだ誰も来ていない中、ベースの設営にとりかかりました。

雨の設営。昨日のメッシュうだけでは雨が入りこんで快適に過ごせないため、3方向にスクリーンを貼りました。さらに中半分にシートを貼り、娘とポポロの足が汚れないように対処したりと万全なベースを作りました。まぁ、今日は風が無いことが救いですね。
しかし、いつダウンバーストが吹くかわからないこの御時世、ワタクシが居ない間に風が強くなっても奥様では対応しきれないので、昨日に引き続き車を入れさせてもらって固定する準備をしておきました。

今日は9時頃から1本試走をする予定でした。でもこの天候、どうにもテンションが上がりません。いえ、試走はおろか、ウォーミングアップで走りたくても雨が激しくてテントから出る気にもなりません。
と・・・なんだかんだとぐずぐずしているとすでに9時半。
昨年同様しっかり者のA型の友人のご意見で10時過ぎにはスタートへ向かうことになりました。
雨具を着て、ゴーグルとグラブとおやつ、それにタオルを濡れないようにビニールに包んで出陣です。

山頂に着くとまだ人はまばら。まぁ、スタート1時間半前だしね。
でも、バイクを濡れない場所に置くことが出来るし、ベンチに座ってゆっくりと雑談することが出来るため早く来るのも悪くありません。

スタート30分前。
番号的には5列目でも一番若いので、自分の好きな場所を確保できる権利があります。大きな顔をして右側から4台目あたりの場所を確保してゴンドラステーション下に避難しました。
ウォーミングアップとストレッチをしながら周囲を観察していると・・・
「ゼッケン61番の選手~っ」
「バイクの置く位置を間違っているので至急移動してくださ~い!」
ん?ワタクシです。あら、一列前に置いてしまいました。失敗・・・・
改めて仕切り直しで1段後ろに下がっても若い番号なので大きな顔で置かせてもらいました。

スタート10分前。
顔の水気をタオルでぬぐい、ゴーグルを濡らさないように装着します。
バイザー付きのフルフェイスじゃないので、雨がゴーグルにあたり、僅かなティアオフの隙間を伝って水が浸透しています。
「そっかぁ、雨の日フルフェイスでもなく、バイザーも無いメットは初めてだなぁ・・・」
なんて考えながら、これから先、隙間に泥水が入って視界を妨げないことを祈ります。

スタート30秒前。
北京までとは言わないにしても、太鼓も花火も無い白旗を振りおろすという質素なスタートに加え、
人間を超越した846さんの体内時計は、一般人と違い10秒くらいの誤差があるようで振り下ろすタイミングが全く掴めません。

「スタート!」impact

や、やばい、出遅れた・・・
でも大事には至らず集団の中で抜くタイミングを伺います。

変です・・・
まったりと流れています・・・
そうです。抜けないんです。
今までは予選も決勝も3列目スタートしか経験がありません。
3列目だと一列目で飛び出して行く選手、そこに2列目から追従する選手がいて・・・
その結果、3列目でも十分自分のスペースを与えてもらえたのですが、5列目ともなると、スタートダッシュしない前列の選手を交わすため、その脇の選手が前に出たスペースに入ってきます。さらに、自分の横には後ろから割り込んでくる選手もいたりで、わずか2列の違いは予想以上に勝手の悪い環境でした。

そんな感じで、ホント、スタート後の道路右側のグラスコースは流す感じで3列縦隊。
前日とは別物に変わって荒れた路面を探りながら戦列を離れ、前を抜くことが出来ません。

「こりゃやばいな・・・」

と思った矢先、道路を横切るコンパネの手前であり得ない角度で私の左からカモシカのような足のクロカンくんが凄い勢いで流星のごとく流れ込み、ワタクシ前輪を大きく引っかけ、彼ともども周辺の選手がコンパネの橋からコースアウトを余儀なくされました。
この瞬間から一瞬はほとんど記憶が無いのですが、コーステープが体にとバイクに巻きついた状態で何とかコース外に逃げ出し、コーステープを払いのけて戦列に復帰したことは間違いありません。
この間の長く感じたこと・・・今年は巻き込まれたかぁ・・・
これで順位を相当落したに違いありません。

「お気楽に走ろうよ!」という心の中にいるノビ太くんの囁きと、「ダメでも走り切るぞ!」という根性魂が交錯します。
ノビ太くんの囁きに傾きかけたのですが、どうも走りのペースが遅すぎてつまらない・・・

「よし!追撃しよう!」

グラスの直線が終わり、左右に大きく振られたところでスイッチオン!
(ここから先、抜いた人数は感覚です)

ガンガンとインと突いて行きます。
「左いるよ!」と声をかけ、余計な接触を避けながら「左から行きまーす」「右から行きまーす」という感じでここだけで5人くらいをパス。
右に曲がって緩い登りは抜いた人数と抜かれた人数が同じくらい。
だんだんとどの選手に向かって右とか左って声かけているかわかんなくなって「ごめん、抜きまーす」に変わっていきました。

その後の道路を渡った先のループでは5人くらい抜いて2人くらい抜かれたかな?
いよいよ渋滞予想のシングルトラックに突入です。
2列になって皆バイクから降りてゆっくりと林に飲み込まれていきます。
中に入ると跨ることはできても、到底根っこを越せるだけの速度で流れていません。
それどころか、そういうポイントでは止まってしまい、完全にセーフティポイント。
このままこの渋滞の中には居れないと判断、RANSOMを降りて左側の枝の落ちた不整地を走ります。
RANSONの弱点はBBハイトの高さ。脚付性が非常に悪く、流れに合わせて乗って漕ぎだしに苦労するより、ワンコと鍛えたトレイルランの健脚を生かした方がマシです。
この判断は功を奏して5人は優に追い越せて、途中で転んでいる人もパ居たりで、シングルトラックだけでも10人は越せたと思います。

シングルを出て1人、分岐から初級者コースを選択して2人。
予選でも使った側溝の蓋を走って2人、リフト下り場脇の上り返しで1人・・・・

「お~調子に乗ってきました!」

こうやって抜きまくるのも結構楽しいかも・・・
と、アドレナリンに満ちた脳に飛び込んだ目からの情報が「とうせんぼ」
「え”~!!」別荘地脇の排水マスへのラインが塞がれています。
慌ててブレーキ。通常の右コーナーに入ります。
ここは前日友人が普通ラインを読んでいたのを聞いていたのでそのラインを拝借。
難なくクリアしている間に1人。

このあとは渋滞も無く、無難にゲレンデスラロームをこなして行きましたが、今回初めて履いた魂DHマッドの感触を冷静分析するには良い時間となりました。
古いし、重いけど、やはりマッドタイヤはマッドタイヤ。しっかりと路面を捉えています。むしろ、ストッピングパワーが不足しているように感じて160mmのローターではいささか物足りない感じ。

そこで、次の最速区間は最高速は控えることにしましたが、この判断が功を奏したのかその後も順調。
キャンバーな激下りで2人、次の最速区間の終わりで1人・・・
カーブが続く藪の場所も巧みにインを突きながら2人・・・

藪のコースも「左からいくよ~」の声に道を譲ってくれた方が転んでしまい「ありがとう!ごめんなさーい」とお礼をしながら2人、また2人・・・

チャレンジコースでも前に2人いたので予選と同じく最短コースで・・・
「あれ~っ!」ここも塞がれています。
確かに、いかさまっぽいラインだけど、しっかりと読めばこれもライン。ライン取りってダウンヒルの基本でしょheart04
まぁ、普通に次につなげるので良いですが、この下のプラゲレンデで2人超して・・・
登り返した先のエイドステーションにボランティアしていただいている宿のオーナーに声をかけ・・・

たところで緊張の糸が切れました。
やっぱり、距離長いわ・・・
わたくしの集中力はここまで。

その後、森に続くゆるい登りで一人抜かれ、
木の橋の先の劇上りは屈辱のインナーロー。

でも、ここからは頑張らないといけません。
何といってもギャラリーから丸見えの区間です。
最後の力を振り絞ってゴール手前の森の中へ。この中は見えないので適当に流して、
森を出ると一人先行者を発見。うまくやるとゴールまでに抜くことが出来るかもしれません。

最後の見せ場と思い、頑張って漕いで曲がって漕いで曲がって・・・
ラストスパート!。
前車輪が並ぶまで、あと1メートルあと50センチ、40センチ、30、20・・・ゴール!!

どうだろう?並んだか微妙に負けたかって感じかな?

Pap_2239

家族にスタート直後、接触ではじき出されたことを報告。良くて80位悪くて100位くらいかなという予想に対して「60位くらいだよ」という姫の声。
今年も数えてくれていたようです。

Pap_2238

まぁ、接触の分取り返して予選順位と同順位。何ともフラストレーションのたまる結果になりましたがこれもアバランチ。
むしろこのコンディションだからこそ、ここまで挽回できたわけで、晴れていれば淡々とレースも進み、ここまでの追い上げはできなかったと思います。

やはりワタクシは悪天候が得意なのかな?

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